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無電解ニッケルめっき

電気による反応を使わずにめっきする方法を無電解めっきといいます。めっきの膜厚が均一につくため「複雑な形状」「寸法精度を有するもの」に適しています。無電解ニッケルめっきは、自己触媒めっきの方法で、還元剤として次亜りん酸ナトリウムを使用し、加熱して被めっき物に金属ニッケルを析出させる無電解めっきです。

置換めっき

イオン化傾向の大きな金属をイオン化傾向の小さい金属イオンを含む溶液に浸漬するとイオン化傾向の大きい金属が溶解し、金属イオンとなり、電子を放出します。

この電子がイオン化傾向の小さな金属を還元して、めっきが析出します。

これを置換めっきといいます。

自己触媒めっき

溶液中の還元剤が触媒の存在の下で酸化され、電子を放出します。

この電子が溶液中の金属イオンを還元するのが、自己触媒めっきです。

還元析出した金属が次々に触媒の働きをするため、自己触媒めっきと呼ばれます。

特徴

「密着性」めっき皮膜と素地との密着性が電気ニッケルめっきよりも良好。

曲げや高温になっても剥離しにくいため鉄の表面酸化によるスケールの発生を防止しやすい。

「耐食性」めっき皮膜の均一性被覆能力が優れているため耐食性に優れている。

「耐磨耗性及び硬度」一般に電気ニッケルめっきよりも優れ、めっき後の熱処理により更に耐摩耗性は向上する。

後処理(ベーキング)により硬度をあげることが可能。

作業工程

作業工程

無電解ニッケルめっき装置

無電解ニッケルめっき装置

施工写真

無電解ニッケルめっき施工写真 無電解ニッケルめっき施工写真